Word・ExcelまたはGIMPを使って簡単に画像の背景や指定した色を透過させる便利な方法。

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仕事の資料や、ホームページに画像を使うとき、背景の色が邪魔になったことはありませんか。

バックが白の部分に、背景が白の画像を貼り付けると一見透明になっているように感じますが、別な画像を重ねると消えてしまってレイアウトがうまくできないなってことも多いと思います。

また、バックに色が付いている部分に貼り付けると、画像の周りだけ四角で別な色で囲まれているとなんだかかっこ悪いし見栄えも悪いですよね。

よくそんな時、画像の背景を貼りたい部分のバックと同じ色に塗りつぶしたりして、加工したりしますが、その方法だと、バックの色が変わった場合、また画像を作りなおさなくてはいけません。一度きりの資料などでは良いかもしれませんが、ホームページなどで使用する場合、背景色の違う場所などに使いたくなる場合も、多々ありますので、実用的ではないですよね。

そこで、画像の背景を比較的簡単に、透過処理することができる方法がありますので紹介します。
この方法を覚えておけば、画像処理の幅がきっと広がり、いろいろな場面で応用できると思いますよ。

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Word・Excelで透過画像を作成する方法

※ Word・Excel共に操作に大きな違いはありませんので、同じ操作で透明化することができます。

  1. Word・Excelのメニューから「挿入」→「図」をクリックし、画像を挿入します。
  2. 画像が選択された状態(枠線で囲まれた状態)でメニューから「書式」タブをクリックします。
  3. 表示されたメニューのなかから「色」をクリックします。
  4. プルダウンで表示されたメニューから「透明色を指定」をクリックします。
  5. 画像の透明にしたい色の部分をクリックします。

以上で、Word・Excelを使って透過の画像を作ることができます。
この画像の背面にワードアートなどを重ねてもワードアートが消えることなく表示されるようになります。
しかし、画像の種類によっては、この方法ではうまくうまくいかない場合もありますので、ご注意ください。
例えば一見、同じ色に見えるのですが、JPEGなどで圧縮されたために、微妙に色が分割されている場合などはこの方法では今くいきません。
そんな時は、下記の方法でも透過画像を作成することができます。

「GIMP」で透過画像を作成する方法

「GIMP」はフリーで使える高機能な画像処理ソフトで、WindowsやLinux、Macでも使うことができます。Photoshopなど高価なソフトを購入しなくても、ほぼPhotoshopと同じ画像処理が可能になりますし今回紹介する透過以外にも様々な画像処理ができますので、インストールしていて損はないソフトだと思います。

  1. 「GIMP」の下記URLからダウンロードしてインストールします。
    GIMP - Downloads
    The official download page for all things GIMP! Please only use the official binaries provided here unless you really, really know what you’re doing (it’s the o...
  2. インストールが完了したら、「GIMP」を起動します。
  3. メニューから「ファイル」→「開く/インポート」をクリックして、画像を開きます。
  4. 画像を開いたらメニューから「色」→「色を透明度に」をクリックします。
  5. ”この色に”と表示されている色の部分をクリックします。
  6. 透明にしたい色を選択します。
    ※ ”HTML表記と書かれた部分の隣にあるボタン”をクリックして、透明にしたい部分の画像をクリックすると、画像をクリックした部分の色を抽出してくれます。
  7. 色が選択出来たら「OK」ボタンをクリックします。
  8. 透明化後のプレビューが表示されていますので、問題なければ「OK」ボタンをクリックします。
  9. メニューから「ファイル」→「名前を付けてエクスポート」をクリックして、画像を保存します。
    ※ 保存時のファイル形式は、PNG形式かGIF形式で保存しないと透過は反映しませんのでご注意ください。
    (JPRG形式は透過をサポートしていないようです)

以上で、透過の画像が出来上がりましたので、これをホームページやWord・Excelなどに使えば、透過の画像をして扱われるようになります。

以上の方法を使えば、なかなか画像を処理するのは、敷居が高いように思えますが、比較的簡単に透過の画像を作成することができると思います。

仕事以外でも、ホームページやブログ、年賀状など、画像の背景を透過にすると、使える幅も広がってくると思いますので、ぜひ、お試しいただき、覚えておくと便利なのではないでしょうか。

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