2016年6月30日からOutlook.comの新バージョンへのアップグレードが始まっています。
このアップグレードでOutlook.comの仕様が大きく変更されるようです。
その影響をもろに受けてしまうのが、「Windows Live メール 2012」と「Outlook.com」を同期させて使っている方です。
「Windows Live メール 2012」と「Outlook.com」を同期させると「Windows Live メール 2012」上でメールの送受信ができるのはもちろんですが、カレンダーも同期されアプリ上に表示できるので、とてもアクセスしやすく便利なので使っていた方もおられると思います。
しかし、「Windows Live メール 2012」では、新しいOutlook.comの新しいインフラストラクチャで使用されるプロトコルがサポートされないため、今後Outlook.comとのメールの送受信やカレンダー、アドレス帳の同期ができなくなります。
Outlook.comのアップグレードはMicrosoftが随時適用作業をしていますので、ある日突然、メールやカレンダーが使えなくなる状態になるので注意が必要です。
Outlook.comと引き続き同期したい場合は、以下の方法がMicrosoftから紹介されていますのでご紹介します。
使用可能な代替方法
- Windows10にアップグレードして標準で添付されているメールアプリを使用する。
- Office365を購入(Office365 Personalなら1年間は無料)してOutlookを使う。
- Outlook.comにブラウザで直接アクセスする。
以上の方法以外には選択肢は内容です。
Officeを購入されている方であれば、Officeに付いている「Outlook」が代用できると思いますが、最新のOutlookなら対応できると思いますが、古いOutlookの場合どこまで、サポートしてくれるかは未知数です。
また、Outlook.comにブラウザで直接アクセスするなら、Outlook.comでなくてもGmailやGoogleカレンダーなどもっと別なサービスを利用する方法もあります。
となると、おのずとWindows7を使っている方は、Windows10にアップグレードするしか選択肢はなくなります。色々考えてますね・・・。
Windows10の標準メールアプリはWindows7では提供されていませんので、Windows7でMicrosoftアカウントと同期をとれるソフトはMicrosoftのメールソフトですら存在しなくなるのです。
相当Windows10へアップグレードさせたい意気込みがひしひしと感じてきますね。
こういった、Windows7外しのアップデートが今後も出てくるに違いないと感じてしまうような状況なので、可能であれば、Windows10に素直にアップグレードしてしまったほうが、安心できるのかもしれないですね。
「Windows Live メール 2012」自体もほぼ、アップデートは止まっていますし、このような機能追加の対応もしないようですので、セキュリティに対しても不安が払拭できないソフトになってしまいましたので、Windows7を使い続けるのであれば、Outlook.comと同期をしない使い方をしていても別なソフトに乗り換えるなどの対策が必要になるのではないでしょうか。
今後、「Outlook.com」のアップグレードが進むに連れて、突然メールが使えなくなっても驚かないように注意してくださいね。
2016年8月末頃までには、全てのアカウントのアップグレード作業を完了させるようです。