Windowsでは、セキュリティのアップデートを自動で行うサービスとして「Windows Update」と「Microsoft Update」の2種類があるのをご存知ですか?
「Windows Update」は、基本的にはWindowsのOSに関わる部分のアップデートを行うサービスで、「Microsoft Update」はMicrosoftの製品、OfficeやWindowsメール、Microsoft Security Essentialsなどのソフトウェアをアップデートするサービスになっています。
通常は、Officeなどをインストールすると、自動で「Microsoft Update」サービスがインストールされる仕組みになっていますが、Windows7では、IE11にしてからこの「Microsoft Update」を有効にした場合、有効になっていない時があります。
Microsoft製品を使っていて、この「Microsoft Update」が有効になっていないと、セキュリティのアップデートがされないため大変危険ですので、Windows7でこの「Microsoft Update」が有効になっているかの確認方法と、IE11で有効にする方法をご紹介します。
「Microsoft Update」が有効になっているかの確認方法
- ”スタート”→”すべてのプログラム”→”Windows Update”をクリックします。
- 「取得する更新プログラム」に「Microsoft Updateからのwindowsと他の製品」と記載されていることを確認します。
「Microsoft UpdateからのWindowsと他の製品」と記載されていればMicrosoft Updateが有効になっていますので安心してください。
しかし、「Windows Update」の更新プログラムのみと記載されている場合は、下記の手順で有効にする必要があります。
「Microsoft Update」を有効にする方法
- ”スタート”→”すべてのプログラム”→”Windows Update”をクリックします。
- ”設定の変更”をクリックします。
- 「Microsoft Update」欄の「Windowsの更新時にMicrosoft製品の更新プログラムを入手し、新しいオプションのMicrosoftソフトウェアについて確認する」にチェックをいれて”OK”ボタンをクリックします。
以上で、Microsoft Updateが有効になりますが、IE11にすでにアップデートしている場合、「Microsoft Update」欄が表示されていない場合があります。
このままでは「Microsoft Update」を有効にすることができませんので、以下の手順で、「Microsoft Update」をインストールします。
「Microsoft Update」を有効にできない場合の「Microsoft Update」のインストール方法
- ”スタート”→”すべてのプログラム”→”Windows Update”をクリックします。
- 「その他のマイクロソフト製品の更新プログラムを入手します。」の隣にある「詳細情報の表示」をクリックします。
- IEが起動したら、画面下に「前のWebページでは’Microsoft Windows(確認されていない発行者)’からのアドオン’Windows Update Vista Web Control’を実行しようとしています。」というメッセージが表示されていたら”許可”ボタンをクリックします。
- ”ツール”→”互換表示設定”をクリックします。
- 「追加するWebサイト」に”microsoft.com”と表示されているのを確認して”追加”ボタンをクリックします。
- ”閉じる”ボタンで閉じます。
- IEの画面が変わりますので、「Microsoft Updateの使用条件に同意します」にチェックをいれて”インストール”ボタンをクリックします。
以上で「Microsoft Update」を有効にすることができます。
「Microsoft Update」はOfficeなどのソフトウェアをインストールした時に有効になるため、通常では、あまり意識しないで、アップデートされますが、逆にいうと気づかないうちに無効になってしまっている可能性もあります。
ウィルス対策はもちろん大切ですが、こうしたセキュリティのアップデートもきちんと行われているか確認することもセキュリティ対策として重要だと思いますので、一度設定を確認してみることをおすすめします。
「Microsoft Update」は、IE11がインストールされた状態で一度”無効”にすると、「Microsoft Update」欄が消え、互換表示の設定をしないと再度有効にはできないみたいなので、注意してください。