「理想のヴィンテージ・トーンを求めてアンプヘッドにはこだわった。けれど、スピーカー選びは後回しになっていないか?」
ギタリストにとって、最終的なサウンドの「出口」となるスピーカーキャビネットは、音の良し悪しを決定づける最重要パーツと言っても過言ではありません。特に、1960年代の伝説的なアメリカン・ブラックフェイス・サウンドを追い求めるなら、なおさらです。
今回ご紹介する One Control OC-EM112C は、単なる「BJF-S66の専用キャビ」という枠に収まらない、魔法のような響きを持った一台。その心臓部には、名匠ジョージ・アレッサンドロの監修による傑作スピーカー**「Eminence Alessandro GA-SC64」**が鎮座しています。
「12インチ1発とは思えない奥行き」 「ピッキングのニュアンスを余すことなく伝えるレスポンス」 「耳に痛くないのに突き抜ける高域」
なぜこのコンパクトな箱が、多くのギタリストを虜にするヴィンテージ・サウンドを再現できるのか。今回はその音の秘密と、実際に鳴らして分かった圧倒的なクオリティを徹底解説します。
あなたのギターサウンドが、今日、真の「アメリカン・トーン」へと進化します。
「One Control OC-EM112C 」の特徴
伝説的エンジニアが監修した「Eminence GA-SC64」を搭載
このキャビネットの最大の心臓部は、スピーカーユニットそのものです。ヴィンテージ・アンプの修復やハイエンド・アンプの設計で知られるジョージ・アレッサンドロが監修した「Eminence GA-SC64」を採用。 1964年当時のヴィンテージ・アメリカン・サウンドを現代に蘇らせたこのユニットは、耳に痛くない甘い高域と、タイトで濁りのない低域を完璧なバランスで出力します。
Bjorn Juhl (BJF) による徹底したトータル・チューニング
One Controlの設計者であり、世界的なエフェクター・デザイナーでもあるBjorn Juhl(ビヨン・ユール)。彼がBJF-S66アンプのポテンシャルを100%引き出すために、キャビネットの構造から容積までをトータルでディレクションしました。 「アンプとスピーカーを別々に選ぶ」のではなく、「一つのシステムとして完成された音」を鳴らせるのが、この専用設計の強みです。
音を空間に解き放つ「オープンバック構造」
OC-EM112Cは、背面が開放されたオープンバック構造を採用しています。 これにより、スピーカーからの音が背面にも回り込み、12インチ1発というコンパクトなサイズからは想像できないほどの、立体的で豊かなエアー感を演出。ステージ上では演奏者を包み込むような広がりのあるサウンドを提供し、マイク乗りも非常にナチュラルです。
ライブ派に嬉しい「驚異の軽量・コンパクト設計」
本格的な12インチ・スピーカーを搭載しながら、重量は約10.5kgと驚くほど軽量です。 「ヴィンテージ・トーンは欲しいけれど、重いアンプの運搬は辛い……」というギタリストにとって、片手で軽々と持ち運べるこの機動力は最大の武器。公共交通機関での移動や、階段のあるライブハウスへの搬入も苦になりません。
ペダル・プラットフォームとしての高い汎用性
BJF-S66専用として開発されましたが、実はあらゆるアンプヘッドやエフェクターと相性が良いのも大きな特徴です。 素直でレスポンスが早く、入力された音を脚色せずに「音楽的」に響かせてくれるため、お気に入りのドライブペダルや空間系エフェクトのポテンシャルを最大限に発揮。自分だけのシグネチャーサウンドを作るための、最高の「土台」となってくれます。
「One Control OC-EM112C 」の主な仕様
| 項目 | 内容 |
| 搭載スピーカー | 12インチ × 1(Eminence Alessandro GA-SC64) |
| インピーダンス | 8Ω |
| スピーカー許容入力 | 40W(※注釈参照) |
| キャビネット構造 | オープンバック(背面開放型) |
| 周波数特性 | 80 Hz ~ 5300 Hz |
| サイズ | 49.8 (W) × 27.0 (D) × 44.0 (H) cm |
| 重量 | 12.04 kg |
| 対応アンプ(推奨) | One Control BJF-S66 |
OC-EM112Cは「現代のギタリストが求める正解」のひとつ
One Control OC-EM112C for BJF-S66は、単なるスピーカーの入った箱ではありません。それは、「ヴィンテージ・トーンの魔法」と「現代的な利便性」を高い次元で融合させた、極めて合理的な機材です。
名匠ジョージ・アレッサンドロとBjorn Juhl(BJF)のこだわりが詰まったこのキャビネットは、あなたのギターが持つ繊細なニュアンスを、一切の妥協なく空間に解き放ってくれます。
このキャビネットは、特にこんなギタリストにおすすめです
- BJF-S66のポテンシャルを100%引き出したい方 (専用設計ゆえの圧倒的なマッチングと安心感は、他では得られません)
- 「重い真空管アンプ」の運搬から解放されたい方 (約12kgという軽量設計は、腰への負担を減らし、スタジオへの足取りを軽くします)
- 耳に痛くない「本物のアメリカン・サウンド」を求めている方 (Eminence Alessandroが放つ、艶やかで立体的なトーンは一聴の価値ありです)
- 自宅でもライブでも、常に「自分の音」を鳴らしたい方 (小音量から大音量までバランスが崩れにくく、環境に左右されない音作りが可能です)
「機材を軽くしたいけれど、音の質だけは落としたくない」——。 そんな贅沢な悩みを抱えるすべてのギタリストにとって、OC-EM112Cは最高の「出口」になるはずです。
もしあなたが、指先のタッチに吸い付くようなレスポンスと、部屋全体を包み込むようなオープンバック特有の響きを求めているなら、迷わずこのキャビネットをチェックしてみてください。
あなたの足元に広がるペダルボードの音も、きっと今まで以上に輝き始めるはずです。


