歪みや空間系など、こだわりのペダルを並べていくとあっという間にスペースが足りなくなるエフェクターボード。特にワウペダルやボリュームペダルは「大きく、重い」のが当たり前で、導入をためらったり、泣く泣くボードから外したりしているギタリストも多いのではないでしょうか?
近年は高品位なアンプシミュレーターやモデリングペダルを組み込んだコンパクトなシステムが主流になりつつあり、足元の省スペース化はこれまで以上に重要な課題となっています。
そんな現代のペダルボードにおいて、まさに“救世主”と呼べるのが「HOTONE Soul Press II」です。ワウ、ボリューム、エクスプレッションの機能をわずか500gの筐体に凝縮したこの4-in-1ペダルは、ボードの隙間を埋めるだけでなく、演奏の表現力を劇的に向上させてくれます。
本記事では、Soul Press IIがいかにして足元を極限までスマートにしてくれるのか、その実力と魅力を徹底解説します。
巨大なペダルからの解放
伝統的なワウペダルやボリュームペダルは、その構造上どうしても大きく重くなりがちです。ペダルボードの中で圧倒的な面積を占有するだけでなく、持ち運び時の重量増という物理的なストレスも引き起こします。
HOTONE Soul Press IIの最大の特徴は、その悩みを一掃する「4-in-1(ワウ、ボリューム、エクスプレッション、ワウ/ボリューム切り替え)」の多機能性を、超コンパクトなサイズに収めている点です。これ1台をボードの端に配置するだけで、足元のコントロールに必要な機能がすべて揃います。
足元を極限までスマートにする3つの理由
圧倒的な省スペースと「踏みやすさ」の黄金比
超小型のミニペダルは確かに場所を取りませんが、「足のサイズに対して小さすぎて踏みにくい」「細かいコントロールがしづらい」という弱点がありました。 Soul Press IIは 「81mm × 162mm」 という絶妙なサイズ感を採用しています。フルサイズよりも圧倒的に小さく省スペースでありながら、大人の足でもしっかりと体重を乗せて踏み込める「操作性を犠牲にしない限界の小ささ」を実現しています。
デジタル機材のポテンシャルを引き出すEXP機能
現代のペダルプラットフォーム環境において、最も恩恵が大きいのがエクスプレッション(EXP)ペダルとしての機能です。 TONEX Pedalのような優秀なアンプシミュレーターやマルチエフェクターのEXP端子に接続すれば、ゲイン量やディレイのフィードバック、モジュレーションの揺れ幅などを足元でリアルタイムにコントロール可能になります。最新のデジタルシステムの拡張性を、最小限のスペースで最大限に引き出すことができます。
視認性の高いステータスLED
ペダル側面には、現在のモードや踏み込み具合をリアルタイムで表示するLEDインジケーターが搭載されています。暗いライブハウスやスタジオのステージ上でも、「今ボリュームがどのくらい上がっているか」「ワウがオンになっているか」が視覚的にひと目でわかるため、プレイ中の予期せぬミスを防ぎます。
小さくてもトーンは犠牲にしない
多機能でコンパクトなペダルにありがちなのが「音質の妥協」ですが、Soul Press IIはサウンド面も本格派です。
- アクティブ回路による音痩せ防止: ボリュームペダルとして使用する際も、高品質なアクティブ回路を通るため、インピーダンスの問題による高音域の劣化(音痩せ)を最小限に抑えます。
- こだわりのワウサウンド: ワウモードでは、王道のロックやブルースに最適な「CLASSIC」(360Hz〜1.8kHz)と、太くマイルドな「WARM」(290Hz〜1.4kHz)の2種類のキャラクターを切り替え可能です。さらに「Q(かかり具合の鋭さ)」も側面のツマミで細かく調整できるため、自分の求めるドンズバのワウトーンを作り込めます。
「HOTONE Soul Press II」の特徴
実戦で活きる「4-in-1」のマルチモード設計
ワウ、ボリューム、エクスプレッションという単独の機能に加え、画期的なのが「V/W(ボリューム / ワウ 切り替え)」モードです。このモードに設定しておけば、ペダルを強く踏み込んでスイッチをカチッと押し込むことで、ボリュームペダルとワウペダルを足元で瞬時に切り替え可能。ライブ中の急な展開にも、これ1台でシームレスに対応できます。
音痩せを防ぐ「アクティブ回路」によるピュアなボリュームコントロール
パッシブ仕様のボリュームペダルにありがちな「繋ぐだけで高音域が削れる(音痩せする)」という問題を、1MΩの高インピーダンス入力を持つアクティブ回路によって解決しています。エフェクターボードの先頭に繋いでも、原音のツヤやピッキングニュアンスを一切損なうことなく、クリアな音質を保ちます。
プレイスタイルで選べる「2種類のワウ」と「Qコントロール」
ワウモードは、王道のきらびやかなトーンを持つ「CLASSIC」と、中低域にフォーカスしたマイルドな「WARM」の2種類のキャラクターを切り替え可能です。さらに、側面に搭載された「Q」ノブを回すことで、ワウのピーク(かかり具合の鋭さ)を細かく調整可能。カッティング用のチャカチャカとした鋭いワウから、リード用の太く滑らかなワウまで、自分好みのトーンを作り込めます。
拡張性を劇的に高める「独立EXPアウト」と「TUNERアウト」
コンパクトな筐体でありながら、メインの入出力とは別に「EXP OUT(エクスプレッション出力)」と「TUNER OUT」の独立端子を備えています。チューナーをメインの音声信号ラインから外して音質劣化を防いだり、アンプシミュレーターなどの空間系のパラメーターをEXPから操作したりと、ペダルボードの心臓部として柔軟なルーティングを可能にします。
視覚的に状態を把握できる「ステータスLEDインジケーター」
ペダルの側面に配置されたLEDは、単なる電源ランプではありません。現在の動作モードを示すだけでなく、ペダルの踏み込み具合(ポジション)をリアルタイムで光の増減として表示します。暗いライブハウスやスタジオでも、「今どのモードか」「ボリュームがどのくらい上がっているか」がひと目でわかる、プレイヤー目線の親切設計です。
踏みやすさと省スペースを両立した「黄金比サイズ」
幅81mm × 奥行き162mmというサイズは、一般的なフルサイズのペダルより圧倒的に小さく、かといって超小型ペダルのような「小さすぎて体重を乗せにくい」という弱点もない、絶妙なバランスです。さらに、頑丈なアルミダイキャスト製ボディでありながら約500gと軽量で、エフェクターボード全体の重量削減に大きく貢献します。
「HOTONE Soul Press II 」の主な仕様
| 項目 | スペック |
| モード | ワウ、ボリューム、エクスプレッション、ワウ/ボリューム切り替え |
| ワウレンジ | WARM(290Hz〜1.4kHz) / CLASSIC(360Hz〜1.8kHz) |
| インピーダンス | IN:1MΩ / OUT:100Ω |
| EXPアウト抵抗 | 10kΩ |
| 電源 | DC9Vセンターマイナス、または9V電池 |
| 消費電流 | 最大30mA |
| 外形寸法 | 81mm (W) × 162mm (D) × 51mm (H) |
| 重量 | 約500g |
ペダルボードの「最後の1ピース」はこれで決まり
「重い、デカい、場所をとる」——そんなワウペダルやボリュームペダルの常識を、HOTONE Soul Press IIは見事に覆してくれました。
ただ単にサイズを小さくしただけではありません。インピーダンスを考慮したアクティブ回路によるクリアな音質、ブルージーなリードから鋭いカッティングまで対応できる「CLASSIC」「WARM」の切り替えなど、ギタリストが本当に求めるサウンドクオリティに一切の妥協がない点が、このペダル最大の魅力です。
特に、近年主流となっているアンプシミュレーター(TONEX Pedalなど)を中心とした、こだわりのペダルプラットフォームを構築しているギタリストにとっては、まさに「最後の1ピース」と言える存在です。
EXPペダルとしてデジタル機材のパラメーターを自在に操りながら、必要な時にはカチッと押し込んでワウやボリュームに切り替える。この絶妙なサイズの1台がボードの端にあるだけで、足元の表現力は無限大に広がります。
「ボードのスペースが足りない」「もっと身軽にスタジオへ行きたい」と悩んでいる方は、ぜひ「HOTONE Soul Press II」を導入してみてください。足元が極限までスマートになるだけでなく、より直感的でエモーショナルなプレイに集中できるはずです!


