root宛にLinuxシステムから重要なメールが届いているかも知れません。rootメール見逃さないために普段使っているメールアドレスに転送する方法

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CentOS

CentOS7でシステムからcronの実行結果やエラーなど、root宛に重要なメールが送られてくるので、root宛のメールは常に見ておきたいところです。
root宛メールを普段使用しているメールアドレス宛に転送するようにする手順をご紹介します。

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Postfixの設定

1.Postfix設定ファイルを開きます。

# vi /etc/postfix/main.cf

2.設定ファイルを下記のように修正します。

#relayhost = $mydomain
#relayhost = [gateway.my.domain]
#relayhost = [mailserver.isp.tld]
#relayhost = uucphost
#relayhost = [an.ip.add.ress]
relayhost = [プロバイダのSMTPサーバー名]:587 ← プロバイダのSMTPサーバーを指定
※プロバイダのSMTPサーバー名は各プロバイダのWebサイト等で確認

3.プロバイダのSMTPサーバーが対応している認証方式を調査します。

# telnet プロバイダのSMTPサーバー名 25または587 ← プロバイダのSMTPサーバーへ接続
Trying XXX.XXX.XXX.XXX...
Connected to プロバイダのSMTPサーバー名 (XXX.XXX.XXX.XXX).
Escape character is '^]'.
220 プロバイダのSMTPサーバー名 ESMTP
ehlo localhost ← ehlo localhost応答
250-プロバイダのSMTPサーバー名
250-AUTH LOGIN CRAM-MD5 PLAIN ← プロバイダのSMTPサーバーが対応している認証方式
250-AUTH=LOGIN CRAM-MD5 PLAIN
250-PIPELINING
250 8BITMIME
quit ← quit応答
221 プロバイダのSMTPサーバー名
Connection closed by foreign host.

4.もう一度Postfix設定ファイルを開きます。

# vi /etc/postfix/main.cf

5.以下を最終行へ追加すます。

smtp_sasl_auth_enable = yes
smtp_sasl_password_maps = hash:/etc/postfix/authinfo
smtp_sasl_security_options = noanonymous
smtp_sasl_mechanism_filter = 認証方式
認証方式・・・プロバイダのSMTPサーバーが対応している認証方式(例:LOGIN, CRAM-MD5, PLAIN)

root宛転送の設定

1.旧root宛メール転送設定を削除します。

# sed -i '/^root:/d' /etc/aliases

2.root宛メールを普段使用しているメールアドレス(例:hoge@hoge.com)宛に転送設定をします。

# echo "root: hoge@hoge.com" >> /etc/aliases

3.転送設定を反映します。

# newaliases

4.テストメールをroot宛に送信すします。

# echo test|mail root

テストメールが転送先メールアドレス宛に届いていることを確認する。

以上で、普段使用しているメールアドレスに転送されるようになると思います。
root宛メールにウィルスチェックの結果なども送られてきますので、日々のチェックを怠らないためには、転送しておくのがベストだと思います。

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